野生のロバが、日の良く當たるまきばに飼われているロバを見て、側まで寄って行きました。
「あなたは幸せですね。そんなによく太って、おいしそうな草が食べられて」
野生のロバは、うらやましそうに言いました。
ところがその後で飼われたロバが重そうな荷物をつけて、ロバ引きにこん棒で毆られているのを見ると、
「なーんだ。ちっともうらやましくないや。おいしい草をどっさり食う為に、あんなにひどい苦労をしてるんだから」
この様に、危ない目や苦しい事がある暮らしは、いくら良い暮らしでも少しもうらやましい
物とはいません。
やせい の ロバ が、ひ の よく あたる まきば に かわれている ロバ を みて、そば まで よって いきました。
「あなた は しあわせ ですね。そんな に よく ふとって、おいしそうな くさ が たべられて」やせい の ロバ は、うらやましそう に いいました。
ところ が その あと で かわれた ロバ が おもそうな にもつ を つけて、ロバひき に こんぼう で なぐられている のを みると、「なーんだ。ちっとも うらやましく ないや。おいしい くさ を どっさり くう ため に、あんな に ひどい くろう を してるんだから」
この よう に、あぶないめ や くるしい こと が ある くらし は、いくら よい くらし でも すこし も うらやましい もの とは いません。
一頭野驢看到一頭在充滿陽光的牧場里被飼養的家驢,便走了過去。
“你真幸福啊!那么發福,還能夠吃到看上去很美味的草。”野驢很羨慕地說道。
可是,在那之后,當它看到被飼養的家驢馱著看上去很重的貨物,并被驢夫用棒子打的情形之后,它想:“什么呀,我一點也不羨慕了。因為為了吃到很多美味的草,就得付出那樣不堪的辛苦。”
像這樣,伴隨著危險或是痛苦的生活,再好也沒有什么可羨慕的。
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(責任編輯:中大編輯)